ぐるぐるクロニクルでは振り子時計を中心として色々なペーパークラフトを制作しています。展開図も配布していますのでダウンロードして作ってみてください。
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ボッシュ・シリーズ第4弾。tower fish
『聖アントニウスの誘惑』 左パネル - 聖アントニウスの飛翔と墜落 - に描かれているモンスターです。
頭は魚。胴部は昆虫の様でもあり、ヤドカリの甲羅のようでもある。
背中には塔がそびえ、足の付け根には盾にも見える車輪がくっついている。
全体の印象としては戦車、あるいは移動式要塞といった感じ。
あまり美味そうではないな。
飼育するには餌代がえらいかかりそうだし、それならばペパクラ作って飾るのが一番いいだろう。
ということで今回はこれをペパクラ化してみました。
目がコワイ。
デジカメが壊れてしまってやむを得ず携帯で撮影。
非常に見にくくて申し訳ない。
展開図のダウンロード
展開図データは、pdo 形式ファイルで公開しています。
pdo形式のファイルをご利用になるためには ペパクラビューワー(無償) が必要です。
お持ちでない方は公式サイトよりダウンロードしてインストールしてください。
データの無断掲載・転載・配布、営利目的での使用を禁じます。
展開図 pdo形式ファイル テクスチャ |
制作に必要なもの
A4サイズの厚みを持った紙。
今回使用した用紙はKOKUYOのマット紙。
厚さは0.17mmのものです。
接着剤は木工用ボンド速乾が扱いやすいです。
制作に取り掛かる前に
ペーパークラフトの制作は、カッターナイフ等を使った細かい作業を必要とします。
作業と作業の間ではカッターナイフの刃をきちんとしまうなどして、怪我のないよう十分注意してください。
製作中の事故について、当サイトでは一切の責任を負いかねますので御了承ください。
作り方
ペパクラビューワー、設定>用紙と印刷の設定で、ビットマップ解像度を変更できます。
高解像度、あるいは中解像度でも十分きれいに印刷できると思います。(最高解像度での印刷はパソコンのメモリが少ない場合、非常に時間がかかるか、場合によってはフリーズすることもあります。)
線の太さはお好みで。
表示からのりしろを隣接面の色で塗るにチェックを入れると接合部がきれいに仕上がります。
基本的にはペパクラビューワーで切断、接着場所を確認すればできるとおもいます。
クラフトビューワーでpdoファイルを開いたら、設定からテクスチャを設定してください。
各パーツに対し、同名のjpgファイルを設定してください。
以下は簡単な流れと、細かい注意点など。
魚の頭
胴体部
両足パーツ
fish1-12, fish1-13
塔、魚の頭
fish2, 車輪
制作後記 2009/2/23 記す
今回の作品はオーストリア在住のMicroさんからのリクエストに応えたものです。
Microさんはこれまでにも僕の設計したボッシュ・シリーズ作品を全て製作してくれて、その過程をペパクラ・フォーラムに投稿されています。
しかも普通にそのまま組み上げるのではなく独自のディテールアップを施し、その上驚くべきことにスケールをオリジナルの50%にしているのです。
ここまで遊びつくしてくれると設計者冥利に尽きるというものです。
今回の作品も楽しんでもらえたらうれしいな。
下記はMicroさんの投稿したフォーラムのリンクです。
ドイツ語なので何を言っているのかはわかりませんが、写真だけでも楽しめると思います。
Microさんの"Helmet bird"製作過程
Microさんの"letter bird"製作過程
Microさんの"bird head monster"製作過程
さて、久しぶりのフィギュア物ですが、久しぶりなだけあってやはり納得の出来とは言えませんな。
ちょっと分割が多すぎたかなというところが反省点その一。
テクスチャの割り当てもよろしくない。フィギュアものの命とも言うべき目が滲んでしまった。反省点その二
その他、作りやすさとか細かすぎとか。
まあ、総じて見るといつもと同じ反省点なのですが、ほんと学習しないな俺。
他所様の展開図とか見てすげー勉強になるわーって理解したつもりでも、いざポリゴン打つと見事に頭から抜けるのね。
結局自分の展開図を数多く作ることが上達の近道なのかもね。
ということで設計により多くの労力を向けるためクラフトロボを導入しました(∩´∀`)∩ワーイ
ペパクラのためだけにしか用途のないクラフトロボ。
活躍してもらわなければ困りますよ。
まあ実際には今作品からではなく振り子時計作りに絶大な威力を発揮していただいたので、費用対効果に関しては十分すぎるほどに元を取ってるのでした。
そしてペパクラビューワー・クラフトロボ対応版。
これも悪くはない。
クラフトロボの持つ能力を100%使い切ってはいないが、必要最小限の機能は備わっている。
もし改良することがあるのであれば次はレイヤーの概念を取り入れてほしい。
あとペパクラデザイナーとの連携。
展開図作成の段階からカット線を指定できると便利。
トンボ位置を把握できるとパーツの配置がしやすくなる。
それはそうとクラフトロボのカット用台紙。
オフィシャルだと2枚で1500円くらいかな。
高いんだか安いんだか微妙な価格設定しやがる。
なまじ自作できそうだから困る。
多分ダイソーとかで材料集められる気がするのだが誰か自作した人はいるだろうか?
こんなの使うといいよとかいう情報あったら教えてください。