ボッシュ・シリーズ第2弾。Letter bird



今回の題材は『聖アントニウスの誘惑』 に描かれている、手紙を運ぶ鳥のモンスターです。
本当にボッシュのキャラクターは見れば見るほど意味不明ですね。
想像力の限界を超えているというか。
羽ないし、スケートしてるし。
前作helmet birdもそうでしたけど、頭に何かを吊り下げるのが癖なのでしょうか。
形状自体はそれほど複雑ではないので、最終的な出来を決めるのは微妙に男前な目のテクスチャかなと思いつつ作ってみました。

マントのラインが微妙だな。縦に分割するべきだったか。大きさはこんなもん。
写真うまく撮れねー。



郵便〜郵便〜。
玄関開けてこんな郵便配達いたら怖いっす。
絶対不幸の手紙っす。
でも目元は凛々しいです。過ちをおかしてしまうかも。



今回も制作難易度は高めかもしれません。
というより設計者本人がまともに作れないような作品ですが、直すモチベーションを失ってしまったので、そのまま公開。
それでも挑戦してみたい方は、どうぞ展開図をダウンロードして作ってみてください。
次作はもっと頑張ります。ペコm(_ _;m)三(m;_ _)mペコ

展開図のダウンロード

展開図データは、pdo 形式ファイルまたはbmpイメージで公開しています。
pdo形式のファイルをご利用になるためには ペパクラビューワー(無償) が必要です。
お持ちでない方は公式サイトよりダウンロードしてインストールしてください。

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pdo形式(折り線ありヴァージョン)


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bmp(折り線ありバージョン)


bmp(折り線なしバージョン)



制作に必要なもの

A4サイズの厚みを持った紙。
今回使用した用紙はKOKUYOの厚紙用紙。
厚さは0.215mmのものですが、もう少し薄く柔らかでこしのある紙なら、より曲面が見栄えのよいものとなると思います。


制作に取り掛かる前に

ペーパークラフトの制作は、カッターナイフ等を使った細かい作業を必要とします。
作業と作業の間ではカッターナイフの刃をきちんとしまうなどして、怪我のないよう十分注意してください。
製作中の事故について、当サイトでは一切の責任を負いかねますので御了承ください。


作り方

ペパクラビューワー、設定>用紙と印刷の設定で、ビットマップ解像度を変更できます。
高解像度、あるいは中解像度でも十分きれいに印刷できると思います。(最高解像度での印刷はパソコンのメモリが少ない場合、非常に時間がかかるか、場合によってはフリーズすることもあります。)
線の太さはお好みで。
表示からのりしろを隣接面の色で塗るにチェックを入れると接合部がきれいに仕上がります。


特に説明は要らないと思いますが、簡単に注意点だけ。
くちばしですが、手紙をはさみ込むために、微妙にねじれています。細かい部分ですが根気よくお願いします。
ちなみに展開図のパーツ番号表記で、Lは左側、Rは右側の意味です。


頭と胴体、足を先に組み立てて、最後にマントを着せる順番になります。
マントの首周りに隙間ができてしまいますが仕方ありません。
耳は適当な場所に接着してください。

帽子の軸は差し込むだけでいいです。
木、手紙、スケート靴、台を作って完成です。

制作後記

今回の展開図ではのりしろの配置方法に関し、新しいやり方を試みてみました。
具体的には、のりしろを一列に並べるのではなく、交互にかみ合わせるような配置なんですが。(下図参照)


この方法だと接着するときの位置決めがかなり楽になると思うのです。実際に接着しなくても紙の噛み合いだけである程度形作ることができるため、リング状のパーツを積み上げていくときなどに有効です。
欠点としてのりしろをつける辺が増えることで切る時のわずらわしさが増すということと、接着後の継ぎ目が網状になって見た目がイマイチかなという点。

普通に一列に並べるのと比べて、どっちが正解かという話ではなく、要するに臨機応変に使い分ければいいだけのことなのですが、一応今後も設計していきたいと考える以上、他人の考えを知っておきたいのですね。
何が知りたいのかというと、紙の継ぎ目とか流れとかを全く考えなくてもいいような箇所でののりしろの場合、一列ののりしろか交互のそれか、どちらが好みですか?ということです。

あいまいな状況設定での質問で答えづらいかもしれませんが、軽い気持ちでポチッと投票してやって下さい。
結果ページでは一言コメントを残せますので、のりしろについての考えや方法論などを書き込んでくれたらうれしいです。

付記 2008/12/7
アンケートは終了いたしました。たくさんの投票ありがとうございました。