歯車の球体




まず最初に言っておかなければならないことがあります。
それは今回作成した歯車の球体のアイデアに関してなのですが、ご存知の方も多いのではないかと思いますが元ネタは紙のからくり-カミカラ-というサイトのGear's heartです。
このGear's heartは12個の歯車でハートを形作り、その全てが連動することで不思議な動きを見せる素晴らしい作品です。
1年ほど前でしょうか。たまたま見つけたそのサイトとGear's heartの紹介動画を見てしまったときの悔しさは今でも覚えています。
ちょうどその頃、僕はペーパー振り子時計のことで頭がいっぱいで、どうしたら紙で歯車を作ることが出来るだろうと色々と試行錯誤していました。
そんな時でしたから、Gear's heartの完成度の高さと美しさに、なんで自分が先に思いつかなかったんだろうと、ちょっとした嫉妬心が芽生えましたね。
そんなこともありまして、このGear's heart。いつか作ってやろうと考えていて、とりあえず基本となる形の球体を今回は設計してみました。

・・・ですが、申し訳ないことにヘタレな自分は展開図作った時点で満足してしまったのでした。
というより歯車を12個作る作業を考えただけで疲れてしまうのです。
そんなわけで試作もしてません。
計算上は間違ってないとは思うのですが、果たして歯車がうまく噛み合って連動するのか、それ以前に組み上げる事ができるのかどうかもわかりません。
それでもチャレンジしてみたい方はどうぞ展開図をダウンロードして作ってみてください。
もし完成させることができたら、ぜひメールなど送っていただけると大変うれしいです。
ものすごく人任せなのですが、どうぞよろしくお願いします。

展開図のダウンロード

展開図データは、pdo 形式ファイルで公開しています。
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展開図 pdo形式ファイル




制作に取り掛かる前に

ペーパークラフトの制作は、カッターナイフ等を使った細かい作業を必要とします。
作業と作業の間ではカッターナイフの刃をきちんとしまうなどして、怪我のないよう十分注意してください。
製作中の事故について、当サイトでは一切の責任を負いかねますので御了承ください。


制作に必要なもの及びヒント

A4サイズの厚みを持った紙。
ある程度の強度が必要なため紙厚0.215mmのものをお勧めします。
接着剤は木工用ボンド速乾が扱いやすいです。
歯車の軸として直径6mmの棒が必要です。

展開図では同じ種類の歯車を省略してあります。
コア正十二面体の上部側面には10T_A歯車が5つ並びます。
下部側面には10T_B歯車を3つ、15T_A歯車を2つ、テクスチャの指示通り並べてください。
コアと10T歯車との隙間は17mmです。
コアと15T歯車との隙間は7mmです。